西洋占星術で言うところの月って面白くてですね、月は『乳飲み子』を表すのと同時に『母性』も表すんですね。
つまり「月」は、赤ちゃん時代~成熟した大人時代までカバーする、ということです。
このことを考えると、女性の一生って月で始まって月で終わるんだなあ・・・。
ということは、女性は生まれながらにして「母性」で生きているのであり、その性質は生涯変わらない、ってことなんじゃないかしら。
「地母神(じぼしん)」って言葉をご存知でしょうか?
出典:ヴェレンドルフのヴィーナス
これは原始宗教における、根源的な女神性のことで、豊かさや大地の恵みの象徴です。
しかも、ほぼ例外なくどの国にもこの役割を担った女神が存在するんです。
そしてまたこのイメージは、そのまま「満ちた月」=満月🌕のようでもあります。
つまり女性とは、一生を通して「月」のエネルギーを満たした存在だ、ってことなんじゃないでしょうか。
ここで、私的な視点で「女性の一生」を星で表すとするなら、
月(幼年)~金星(思春期)~月(成熟=母・妻)
という風になると見えるわけですが、じゃあ、男性はどうなんだろう?
と、考えた時に、ふとそこにある面白さに気づいたんですよね。
そこで思う、未來的視点における男性の一生の星のイメージ、男性の中に備わる神性、そして女性たち女神の役割とは・・・
私的には、男性の一生の星のイメージはこんな風に見えるんですよ↓
月(幼年)~水星(少年)~火星(思春期)~太陽(青年期・夫)~土星(成熟=父
スタートから終わりまでの間に、ものすごい段階を踏んでますよね。
一つ一つ経験とスキルを重ねていくように。
「子供の時は落ち着きのない子だったけれど、大人になったら立派に貫禄が出て・・・」
なんて、男性は評されることがあるものです。
私がここから感じるのは、男性には「可能性」という名の伸び代を生まれ持って持たされているんじゃないかしら?ということ。
つまりは、「男神=成長を続ける神」ということなんじゃないかしら?と。
出典:ドミニク・アングル:『ジュピターとテティス』
そうなると、一生のうちの一部を切り取って男性という存在の可能性見極めることはできない、ということなんじゃないかなあ、とも思うわけです。
それはもちろん女性にも当てはまることですけれども、「月」の存在を思うならば、女性は根底に流れるものが常に「母性」によって安定している、と考えられるのではないかな、と私は思うのですよ。
男性はいつでもアドベンチャーが必要なのかもしれません。
もしも周囲が「彼」を枠にはめ、無理やり安定させようとすれば、上記のような星の成長を辿ることを阻んでしまうでしょう。
そうすると、例えば「火星の段階から次にいけない→いつまでも落ち着きがない、子供っぽい」まま年齢だけを重ねてしまうことになりかねません。
男性の冒険人生を、女性は「月」の力でどっしりと見守ることができたら良いのかもしれませんね。
つまり、女神は男神の成長のストーリーをその安定したエネルギーで包む神なのではかなかろうか、と。
出典:マディヤ・プラデーシュ州の地母神
そしてまた、男神はその可能性を包む女神らを守るために自らをより成長させていくのではなかろうか、と。(・・・あ、ここまで書いて、男性神にとって重要な生命エネルギーであるシャクティー=女性の性エネルギーについてまでピンと来てしまったwww←そのうちこのことも書き落とすかもしれません)
と、今日はそんな未來的星の仮説でありました。
さて、私も自分の月を愛でて生きていこうかな。🌙✨
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