星はごまかせないな、と
しみじみと思う。
自分の心はごまかせても
天空には全部「自分で」己の姿を
ただありのままに星として焼き付けてしまっているから。
それは本当にありがたいこと。
心がぐらぐらとして
言い訳をしたい時も、
正当化したい時も、
都合の良いように語りたい時も、
星はただそこで
凛と変わらずに輝き続けている。
自分の心に嘘をついて、
それとも悟った風に勘違いをして、
誰かの目を欺こうと、
自分の姿を偽ろうと、
言い訳して、言い訳して、
言い訳して、言い訳して、
どうにもならないところまで
自分を追い詰めても、
「私」の本当の姿は
汚れることも曇ることもなく
ただ変わらず天空に凛と輝き続けている。
だから
振り返るんだ。
どんな時も
自分の星を。
すると・・・
ああ、なんだ、
そこにちゃんといるじゃないか、
「私」が、
と、
涙が出るような安心が
そこにはあるんだ。
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