対面セッションをしていていつも思うことは
「ああ、みんな『自分』を知りたいんだな」
ということ。
自分を知りたくて、
心と向き合ってみたり、
恐れていることをあえてやってみたり、
自分のえぐさを解放する「努力」をしてみたり、
なんだかいっぱい頑張ってきたんだなあ・・・、と。
西洋占星術でいうところの「自分」は太陽にあるのですが、
太陽って「王様」なんですよ。
王様とは権威者であり
誰の言葉も命令も本来は必要としないのですね。
つまり、太陽こそが自分そのものだ、
ということです。
「自分の中に答えはある」
ということは真理だと私は思ってまして、
禅の修行者も、自己を看よ、看よ、看よ、
として、自分自身を看尽くし
「唯ある」の境地へと入っていきますが、
その日の気分や思いに左右される心を捉えることは
非常に難しく不安定で心もとないものです。
「答え」に何度も立ち返れば良いんじゃないの?
と、切に思うわけなのですよ。
西洋占星術の伝統では、
太陽は三人の従者たる惑星を両脇に従えている、
とされていまして、
太陽の権威を犯す場に星が入ってくると、
太陽はその星を焼き尽くし、
力を発揮できないようにさえしてしまいます。
しかし、同じ領域にやってくる者(星)であったとしても、
太陽にとって益する働きをその者が行うのなら
賓客として丁寧にもてなす大らかさもあるんですね。
これらを読み解いていくのが
占星術であるというわけなのですが、
私たちは皆それぞれに、自らの人生にとっての「王」なのだ、ということを誰もが思い出せたらなあ、と、チャートを覗き込みながら、いつも思うのであります。
もう、自分探しジプシーに疲れたというのなら、
自らの太陽に立ち返れば良いだけなんじゃないかなあ、
と、
すべての答えは、この世に生まれおちる瞬間、自らが天空に焼き付けたのですから。
上記の記事も、合わせてどうぞ。
なんらかのヒントとなりましたら嬉しいです。
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