「私とは一体何者なのか」
と、誰もが自分を探しながら生きている。
占いや心理学の扉を叩いては、
その欠片を拾い集める人も多いだろう。
でも、いくら欠片を拾い集めても拾い集めても
拭い切れない欠乏感と
「あの人のように上手くいかない自分」を突きつけられては
振り出しに戻ることもあるのだと思う。
人が持って生まれた星がそれぞれに違うのであれば
「あの人」と「私」が違っているのは当然であり
そしてその違いはまた、宇宙の祝福でもあるのだ。
誰かの人生をフォローするのではなく
自分自身の魂が天空に焼き付けた星の通りに生きることで
開かれる可能性は無尽なのだと星を読むほどに実感をする。
私は人間の不思議を分解して分析するのが大好きで、
占星術世界の住人になったのは
きっとそういうワケからだったのだと思う。