２年ほど前のことだろうか。
何がきっかけだったか忘れたが、「１日１アホ運動」なるものを自主的に行なっていたことがあった。
これを端的に説明するなら、アホな画像やネタを見つけてはドンピシャな説明文を添えてSNSでシェアする、と言った一人ネット大喜利みたいなものだった。
しかし、これがなかなかどうして、私に深い気づきをもたらしたのであった。
やってみて頂ければ分かると思うが、「アホなネタを探してそのアホに寄り添う」というアクションは、実はこちらの気分がそのレベルにまで高揚していないと非常に難しいものなのである。
私とて人間。
悲しかったりしんどかったり落ち込んだり怒りに狂う日もあるわけで、でもそんな日でも真面目に「１日１アホ運動」をやってみる、というのはかなりのチャレンジなのだ。
否、それどころか「修行」なのだ。
しかし、笑いの持つパワーとエネルギーというのはすごいものである。
悲しみや落ち込みでギュッと収縮した魂を、何の副作用もなくこじ開け緩ませる力があるのである。
落ち込み、悲しみ、怒りの中に囚われている時の「ああ、もうなすすべはない。他に道はない。許せない。」などと言った絶望感に彩られた世界の限定を、笑いはいとも簡単に破壊する力があるのだ。
これはもはや魔力と呼ぶに値するのではなかろうか。言わずもがな知らんけど。
というわけで、今夜はこれを貼っておく。
わかったあなたは間違いなく昭和人です😙
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