「人は何歳になっても恋をした方が良い」と私は考えている。
なぜなら、「恋」には錬金術の秘密が込められているから。
特定の相手と「一つ」になりたいという欲求は「１」なる源泉に回帰するという暗示がそこにはあるからに他ならない。
分裂をすることによって「不完全」を体験している我々は、「１」という神に還る旅路を誰もが歩んでいる。
「恋」によって「胸が苦しく」なるのは、胸腺に据えられたエネルギーセンターが活性化しているからだ。
人体の内分泌系と霊的なエネルギーとのシンクロには非常に密接な関係があって、秘密の教えの観点からは切っても切り離せない。
人体の３つのエネルギーセンターにはあらゆる錬金術を起こすための重要な働きがあるが、単調な行と精神の鍛練だけでは大きく開くことはない、というのが私の経験からの結論だ。
でも、このゲートを大きく開くためにもっとも効果があるのが「恋」なんだよ。
だからこそ、人はもっと「恋」をした方が良い。
相手が人でも物でも状況でも。
それは「バラバラ」になった神の端末である私たちが、「１」に還る秘密の鍵なんだ。
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