9月1日。
この日は高校時代の同級生の誕生日で、今年もまた 例年通りお祝いのメッセージを送った。
それは16歳の頃から始まった年に一度の儀式のようなもので、一体もう何十回と続けただろうか…。数えようとすれば気が遠くなる。
彼女と生身で最後に会ったのは10年前だが、なんというか、そういうブランクももはや我らの間では意味のないもののように思える。
彼女のお兄さんに連れられ、3人であちらこちらのライブハウスに通い歩いたのは甘酸っぱい青春の思い出の一コマだ。
パンクキッズだったあの頃の私たちが、今ここまでの人生の道のりを想像したことがあっただろうか。
今や私たちはそれぞれの道を選択し、それぞれの人生の物語を紡いでいるが、毎年この9月1日だけは二人の時空が「あの頃の私たち」に引き戻してくれる。
嗚呼、やはり時間とは一直線のエネルギーではないのだな。
全ては「イマココ」に充満した可能性なのだ。
と、そんなことを思う雨の夜。
誕生日おめでとうナオ。
来年もまた時空を超えてあの頃の私たちに会いに行きましょう。
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