占術という術は、術の方が人を選ぶのではあるまいか、と、この道を歩み始めて20年を越えた頃から思うようになった。
選びし術者の前で術は自ら一重ずつ衣を脱ぎ、ゆっくりとその姿を現し始めるだろう。
また時には、未熟な術者を助けるかのような働きを見せることもあるだろう。
しかし術に選ばれぬ者は、いくら焦がれても求め続けても、その道に込められた「象の意」は見えてこない。
占いをやる者は、そうやって術の方から選ばれたならそれは最高に幸せなことなのではなかろうか、と思う。
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